MIntシステム

MIntシステム

SIP第1期「革新的構造材料」において、マテリアルズインテグレーションの考え方が提唱され、これを実証するものとして東大・NIMSを中核機関としてSIP-MIシステムが開発されました。具体的には、鉄鋼材料の溶接部を主要な対象として、プロセスから、構造、特性、性能を一気通貫に予測することを、疲労、クリープ 、脆性破壊、水素脆化を対象に実証してきました。
さらに、この成果を受けSIP第2期「マテリアル革命」では、マテリアルズインテグレーションを社会実装し、材料開発の期間・コストの削減に貢献していくこととなりました。研究開発の現場で使える道具を目指して、欲しい性能から材料・プロセスを設計する逆問題への発展、航空機等の先端構造材料・プロセスへの展開に向けて、開発を進めています。
NIMSではこれらの成果を、我が国の産業競争力の向上のために社会実装する組織として、2020年12月に産学官連携のプラットフォーム「マテリアルズインテグレーションコンソーシアム(MIコンソ)」を発足し、2023年3月まで活動を行いました。そして、さらなる持続的な発展のため、2023年4月に「構造材料DX-MOP」を設立し、会員募集を行っています。
MIntシステム及び構造材料DX-MOPに関する詳細は、以下のページをご覧ください。

SIP-マテリアルズインテグレーション(MI)

  • 計算機上でプロセス・構造・特性・パフォーマンス(性能)の連関をつける
  • 実験、データベース、理論、経験則、数値シミュレーションをデータ科学で融合

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SIP-MIシステム(通称MIntシステム)の画面イメージ

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SIP-MI 2.0の挑戦:欲しい性能から材料を設計する逆問題+先端構造材料への展開

・SIP-MI 1.0:SIP「革新的構造材料」(2014~2018)・SIP-MI 2.0:SIP「マテリアル革命」(2018~2022)

目指す、新しい産学官連携のスタイル

  • 新課題対応:蓄積を活用しつつ、必要なモジュール・ワークフロー・データ記述方式(要素技術)を産学官で開発。
  • 技術移転:成果はモジュールの形でスムーズに移転。使いこなし技術がノウハウ。
  • 発展:開発された要素技術を逆問題MI基盤に蓄積。次の産学官研究で活用

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