SIP-MIシステム(MInt)
SIP第1期「革新的構造材料」において、マテリアルズインテグレーションの考え方が提唱され、これを実証するものとして東大・NIMSを中核機関としてSIP-MIシステムが開発されました。具体的には、鉄鋼材料の溶接部を主要な対象として、プロセスから、構造、特性、性能を一気通貫に予測することを、疲労、クリープ 、脆性破壊、水素脆化を対象に実証してきました。
さらに、この成果を受けSIP第2期「マテリアル革命」では、マテリアルズインテグレーションを社会実装し、材料開発の期間・コストの削減に貢献していくこととなりました。研究開発の現場で使える道具を目指して、欲しい性能から材料・プロセスを設計する逆問題への発展、航空機等の先端構造材料・プロセスへの展開に向けて、開発を進めています。
NIMSではこれらの成果を、我が国の産業競争力の向上のために社会実装する組織として、2020年12月に産学官連携のプラットフォーム「マテリアルズインテグレーションコンソーシアム(MIコンソ)」を発足し、会員募集を行っています。
MIコンソに関する詳細は、以下のページをご覧ください。
https://www.mintsys.jp/miconso/about