DICE

MatNavi利用者インタビュー Vol. 4 

深海マイクロプラスチック分析を推進する網羅型ポリマー情報データベースの強み

ご利用者

池上氏写真






国立研究開発法人海洋研究開発機構
地球環境研究部門 地球表層システム研究センター
海洋生態系変動研究グループ
主任研究員 博士(理学) 池上隆仁様

【プロフィール】
国⽴研究開発法⼈海洋研究開発機構 地球環境研究部門  地球表層システム研究センターに所属。海洋沈降粒⼦中のマイクロプラスチックの定量や海洋プランクトンの物質循環研究など、環境科学分野の第⼀線で活躍する研究者。

利用したデータベース

高分子データベース (PoLyInfo)

論文

Vertical Flux of Microplastics in the Deep Subtropical Pacific Ocean: Moored Sediment-Trap Observations within the Kuroshio Extension Recirculation Gyre
https://doi.org/10.1021/acs.est.4c02212

インタビュー

Q1. MatNaviを使おうと思った理由や導入前の課題・期待は何ですか

海洋沈降粒子に含まれるマイクロプラスチックの定量化研究に取り組む中、各ポリマー素材の化学式や炭素量を調べる必要がありました。しかし、ポリマー情報を網羅的に掲載したデータベースが見当たらず、効率よく情報を収集する方法に課題がありました。PoLyInfoなら必要なデータを包括的に得られると期待して導入しました。

Q2. 課題解決のためにMatNaviをどのように活用しましたか。使い方のコツはありますか

PoLyInfoを活用し、観測試料に含まれる各種マイクロプラスチックポリマーの化学式や密度などの基本情報を調査しました。使い方のコツとしては目的に合致した情報に絞り込んで検索し、膨大なデータから必要な物を的確に選び取ることが重要だと感じました。

Q3. MatNaviを使って得られた成果や成功体験を教えてください

PoLyInfo等のデータベースを活用したことで、マイクロプラスチックの深海沈降量を初めて定量化し、炭素量の換算も実現できました。この成果は論文として発表し、信頼性の高いデータベースがなければ実現できなかったと実感しています。

Q4. MatNaviならではの強みは何だと思いますか

PoLyInfoは多種類のポリマー情報を一括で検索でき、体系的かつ詳細なデータを効率よく取得できます。参考文献が明記されているため、情報の信頼性が高く、研究者にとって必要なデータを迅速・確実に入手できる唯一無二のプラットフォームだと感じています。

Q5. 利用上で工夫したことや困った点、その対処法を教えてください

ログイン申請など初回利用までに手間がかかる点があったことと、データベースまでたどり着くのに迷うこともありましたが、アクセス用URLをブラウザにブックマークするなど、慣れることで解消できました。全体としては使いやすい環境だと感じています。

Q6. 今後のMatNaviへの要望や期待を教えてください

現状で十分役立っていますが、検索性やアクセス性がさらに向上すればより多くの研究者の利用促進につながると思います。データベースの入口表示や見つけやすさの強化、利便性向上を期待しています。

【MDPFより】

池上様には、PoLyInfoをご活用いただき、研究成果に結び付けていただいたことに感謝いたします。利用申請手続きや表示の分かりやすさ改善についてご意見をいただきました。今後のサービス改善課題として前向きに検討してまいります。

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