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2026.03.05 ニュース MDRにて4,811件の格子熱伝導率計算データが公開されました MDR
材料データリポジトリ(MDR: Materials Data Repository)において、4,811件におよぶ格子熱伝導率の計算データセットが新たに公開されました。
MDR lattice thermal conductivity calculation database
DOI: https://doi.org/10.48505/nims.6163
本データベースの特徴
- 一貫した計算プロトコルの採用
- 詳細な計算プロセスデータの提供
- 解析ツールとの親和性
- データ駆動型研究への応用
全4,811件の材料に対し、同一の計算手法(第一原理計算VASPおよび機械学習ポテンシャルpypolymlp)が適用されています。手法の差異によるノイズが少なく、材料間の物性比較や統計的解析に適しています。
最終的な熱伝導率の算出値にとどまらず、VASPの入力設定、力定数(Force Constants)、計算ログ、および機械学習ポテンシャルのモデルファイルなどを網羅。計算過程の透明性が確保されています。
フォノン解析コード「phono3py」および「phonopy」の標準形式に準拠しています。取得したデータをそのままこれらのツールで読み込み、詳細な解析や可視化をスムーズに行うことが可能です。
構造化された計算プロセスデータとして提供されており、機械学習モデルの教師データや、ハイスループットな新材料スクリーニングの基盤データとして、幅広い活用が期待されます。
