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2025.11.04 ニュース 「RDEToolKit」に新機能が追加されました。 RDE
RDEToolKitは、RDEにおける構造化処理フローをPythonで手軽に、確実に構築できるツールキットです。
このたびv1.4.0アップデートにより新機能が追加され、構造化処理フローの構築をこれまで以上に効率的に行うことが可能となりました。
RDEToolKitに追加された新機能
- CSV形式ファイルからのグラフ作成機能を追加
- コマンド実行方法の簡略化
- SmartTableInvoiceモードにおけるメタデータ自動登録
- 設定ファイル(rdeconfig.yml)の生成機能を追加
CSV形式の数値データからグラフを生成し、出力する機能が追加されました。
特にバッテリーサイクルデータ、X線回折(XRD)、X線光電子分光(XPS)などの実験データに対応しており、可視化における定型作業を自動化します。
本機能はプログラム中から利用できるほか、コマンドラインツールとしても提供されます。
データの前処理から成果物作成までの一連のワークフローと容易に連携し、ワークフロー全体を効率化します。
コマンド実行時に必要だった-mオプションによるモジュール指定が不要となり、入力の手間が軽減され、より効率的な操作が可能となりました。
(これまでの方法も引き続き利用可能です。)
SmartTableファイル内で直接メタデータ項目を指定できるようになりました。
データ登録のプロセスが効率化されデータとメタデータの整合性が保ちやすくなり、正確で豊富なメタデータを蓄積するとともにデータの利活用性を高めます。
既存のテンプレート または 対話形式の質問に基づいて容易に設定ファイル(rdeconfig.yml)を作成できるようになりました。
初期設定が簡素化され、RDE構造化処理の開発をスムーズに進めることができます。
MIに適した材料データの処理と蓄積を、もっと簡単に、もっと柔軟に。
さらに便利になったRDEToolKitを、ぜひご活用ください。
関連リンク
- RDEToolKit 1.4.0 https://pypi.org/project/rdetoolkit/1.4.0/
- RDEToolKit関連資料 https://nims-mdpf.github.io/rdetoolkit/
- RDE開発者向け--FirstTouch--資料 https://github.com/nims-mdpf/RDE_Docs_firsttouch
- RDEサービスの詳細 https://dice.nims.go.jp/services/RDE/
